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金沢大学
理工系で原則として全ての人事を女性限定公募!あなたを活かすダイバーシティ研究環境の整備 音声読み上げ


掲載日:2019/03/28
HWRN/ホウルネット

HWRN/ホウルネット

 

産学が連携した北陸ダイバーシティ研究環境の実現

産学が連携した北陸ダイバーシティ研究環境の実現

 

大学でダイバーシティを進める意義

金沢大学は、グローバル社会をリードする人材の育成を教育の基本方針とし、また、海外のトップレベルの大学と伍した世界卓越型の研究大学を目指し、様々な改革に取り組んでいます。その実現のためには、性別、国籍、人種等の異なる多様な人材がお互いを尊重し合い、一人一人がその個性と能力を十分に発揮できる環境を整備することが大変重要だと考えています。

また、大学には社会を先導する役割もあると考えられ、その意味でもダイバーシティ研究環境を推進することが重要です。

金沢大学の取り組み

金沢大学は、平成13年に男女共同参画推進委員会を設置し、平成20年には女性研究者支援モデル育成事業に採択され、男女共同参画キャリアデザインラボラトリーを設置して多くの取り組みを行ってきました。また、平成25年には女性研究者研究活動支援事業(拠点型)に採択され、これを機に北陸地域の高等教育機関、公設試験研究所、企業等からなる、北陸初の女性研究者ネットワーク Hokuriku Women Researchers’ Network (HWRN/ホウルネット)を構築しました。

産学が連携した北陸ダイバーシティ研究環境の実現

更に平成29年より金沢大学は富山県立大学、YKK株式会社と共にダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)により、産学が連携した北陸ダイバーシティ研究環境の実現に取り組んでいます。

多様な人材が力を発揮するために、育児や介護で多忙な研究者を支援する「研究パートナー(支援員)制度」、研究中断からの復帰や、研究活動のスタート、更に女性研究者同士のネットワークを拡げることを支援する「女性研究者等研究支援制度(研究費)」等を設けて環境整備を行っています。

また、「共同研究支援」や「国際シンポジウム開催支援」、及び「女性研究者賞」によるエンカレッジメント等を通じて、女性研究者の研究力向上とリーダー育成支援に努めています。

実施している主な取り組み

実施している主な取り組み

意欲的な女性研究者の採用割合の向上に向けて:
分野別女性教員採用割合目標

様々な取り組みの結果、本学全教員に対する女性教員数は、徐々に上昇しています。さらに女性教員数を増加させるため、平成28年度に分野別女性教員採用割合の目標値を策定しました。その達成を目指し、各部局で方針を定めることとしています。

女性限定公募・コンカレントアポイントメント

前述の分野別女性教員採用割合目標の達成を目指し、女性教員の割合が相当程度少ない現状を積極的に改善するための措置として、女性限定公募を行っています。特に理工系では原則として全ての人事を女性限定公募にしています。

また、機関間の人材の流動化を促し、イノベーションを創出する基盤を強化するために設けたコンカレントアポイントメント制度(クロスアポイントメントと同義)を用いて、企業等の優秀な女性人材を本学に教授、准教授等(上位職)として採用しています。

以上のような取り組みの結果、平成30年度は前年度と比較して女性教員数が10名以上増加し、また女性教員比率が1%以上増加しました。

今後の取り組み

今後も、富山県立大学、YKK株式会社と共にダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)に取り組み、ものづくりが盛んな北陸地域において、女性リーダー育成と次世代育成を行うことで、女性人材育成の好循環を形成する取り組みを推進し、北陸全体の発展につなげ、さらにそのモデルを全国・世界にも発信していくことを目指します。

好循環の形成

好循環の形成

 

【以上の取組の成功に向けた留意点】 ★は該当する項目
  戦略性:機関の経営戦略として位置づけている
トップのコミットメント:機関のトップが牽引している
取組体制の整備:実施責任者を置き、明確な実施組織等を整備している
成果目標:具体的で明確な目標等を設定している
  双方向のコミュニケーション:幹部層と構成員のコミュニケーションを促進している
  説明責任と透明性:外部評価委員会等を設置し、外部の意見を取り入れる体制としている

問合せ先・最新情報
金沢大学ダイバーシティ推進機構


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